開発バイトをやめてカフェバイトをはじめた
はじめに
こんにちは 26 卒エンジニアの Tetsu です。実は私は 25 年の 5 月で開発バイトをやめて 8 月まで無職をしておりました。8 月からはカフェバイトをはじめ約 3 ヶ月が経ったので振り返ってみようと思います。
- 学生生活をプログラミングに注ぎすぎて普通の大学生っぽいことをしたい
- なんで Tetsu はいきなりカフェバイトし始めた?
上記のようなことを考えている人に読んでもらえたら幸いです。
開発バイトとカフェバイトを比較するような内容を話しますが、この文章でいう「開発バイト」はあくまで「私が経験してきた開発バイト」の意味です。
開発バイトをやめた理由
開発バイトをやめた理由は 2 つあります。
- 丁度契約更新時期だったから
1つ目はこれです。ちょうど当時やってたアルバイトは3ヶ月契約で更新の時期がやってきました。そこでは半年間お世話になり、たくさんのことを勉強させていただきました。非常に優秀で尊敬できる上司のもとで働き楽しかったのですが、当初のプロジェクトが終わったこともありタイミングとしてはちょうど良いかなという時期でした。
- 研究が忙しくなったから
2 つ目が結構大きいです。私の研究室では 4 月に配属された後 9 月の学会に向けて論文を書き始めます。論文の締切が 6 月末にありスケジュールの余裕がなくなってきてアルバイトにコミットできなくなってきていました。開発バイトはどうしても週 15-20 くらいは入らないと貢献しづらいので両立は難しいなという感じでした。
動機:なぜカフェバイトをはじめたのか
カフェバイトに至った理由は 3 つです。
- 体を動かして自宅外で働きたかったから
今までやっていた開発バイトでは何時間も座りっぱなしですし、家からも出ないのでメリハリがなく目と頭だけに局所的な疲労感がたまる日々でした。そこで現地で体を動かして働きたいと思いました。
- 理不尽を経験したかったから
理不尽や辛い経験をすることはアルバイトの醍醐味だと思ってます。そのうえで飲食店の接客はそれを体験しやすい環境だと思いました。具体的にはお客さんの気分でお客さんに怒られたり、他人のミスの結果自分がお客さんに怒られるといった経験をしたいと思いました。開発バイトではそういった理不尽にはほとんど出会わなかったので学生のうちにたくさん経験したいと思いました。
- 同年代(特に後輩)と一緒に働いてみたかったから
開発バイトの職場では大抵社会人の 20 代中盤から 40 代くらいの同僚と話すことがほとんどです。人生経験も実務経験も豊富な先輩といっしょに働き議論できる環境は非常に貴重ではありますが、同世代あるいは年下の同僚と上手くコミュニケーションを取ったり関係値を築くのも重要だと思いました。
今までのバイトと違って困ったところ
ドキュメント文化が全然ない。私が行ったカフェの店舗では心がけのようなドキュメントはあるものの、体系的に業務を学ぶためのドキュメントはほとんどありませんでした。そのため手が空いているときに自分から先輩に聞かないと、周りのスタッフと自分との間で知識のギャップがあって上手く連携できないということが多々ありました。
仕組み化の意識が極めて低い。「平日限定のメニューであることをメニュー表に記載せず、スタッフがお客さんに毎回説明する」というルールがあり、非常に非合理的だと感じました。一言メニュー表に書き加えれば、お客さんも期待したものが注文できなかったという事態にならずにすみますし、スタッフのミスによって不正なオーダーが入るということもおこらないはずです。
マルチタスクでいい感じにすることを求められる。来店したお客さんの案内、退店されたテーブルの清掃、料理の提供のすべてが滞らないように気を配りながらいい感じにやるのがとても難しく感じました。今までは一つのタスクに全集中して色んなパターンを考えてやるというスタイルだったので、カフェで働きはじめてひとつのタスクに集中してしまい他のタスクがおろそかになって指摘をもらうということを何度も経験しました。掃除をするにしても商品を梱包するにしても過集中して丁寧にしたくなってしまうのですが、お客さんの体験が向上しないところは70点くらいで早めに切り上げるという考え方が必要でした。
良かったところ
お客さんとコミュニケーションができる、お客さんの表情が見える。これが一番大きい良い点でした。ソフトウェア開発では直接お客さんの反応を見ることができることはあまりないですし、感謝の言葉を直接もらうというのはもっと少ないと思います。お客さんの属性に応じて言葉遣いを変えてみたり、常連さんと世間話をしたり、お客さんの様子を見て頼まれる前に状況に応じた対応をしたりするのが面白いと思いました。
まかないが出る。これは非常に大きいです。私が働かせてもらっているカフェはランチメニューがとても美味しくて、それをバイト終わりに無料で食べられるのが最高でした。ランチプレートやハンバーガー、サンドイッチ、パスタ、パンケーキ、トーストなど色々ご馳走になりました。
アルバイトをやってみて得た学び
仕組み化の重要性を再認識した。仕組み化不足のせいで誰も悪くないのにお客さんの体験が低下したりスタッフの手間が増えるというのはやはり非合理的だと思いました(注文システムやメニュー表がわかりにくいせいで注文ミスが発生したり料理の提供が遅れたりした)。仕組みで対策可能な箇所は徹底的に仕組み化して体験向上に寄与する部分に時間を使うべきだと強く感じました。(この部分は通常の業務を一通りできるようになったうえで改善策を提案したいと思っている。)
重要なタスクを考えてかける時間を決める。開発バイトでは時間に余裕をもってタスクに取り組ませてくれていたので、シングルタスクで目の前のものの完成度を上げるというスタイルが通用しました。しかし接客では決まった人数でランチの混み合う時間を乗り切る必要があり、「今のタスクに時間をかけてお客さんの体験につながるか」「今のタスクにどこまで時間をかけるか」を考える必要がありました。
感想
私はマルチタスクが大の苦手でしたが、3ヶ月ほどでカフェバイトにかなり慣れました。集中が乗ってきたところでコンテキストスイッチが発生するのが苦痛で向いてないなーと思いつつ、向いてないことをさせてもらえる環境がありがたいなと思いました。お客さんの様子から次にほしいものを予測して動くというのはソフトウェア開発にも活かせる気がしました。卒論等であまりたくさんシフトには入れないかもしれませんが、卒業までもう少し頑張ってみようと思います。ストレッチゾーン!!